
更新:2024-12-16
前回#02耐震補強の目標と役割
一般的な耐震補強(耐震ブレース補強や鉄筋コンクリート壁補強など)には多くのメリットが存在します。しかし、同時にデメリット部分も考えなくてはなりません。今回は、それぞれどのようなことがあるのかをお話ししていきます。
耐震補強のメリット
- 安全性の向上: 地震による倒壊や損傷のリスクが軽減されます。
- 人命保護: 安全性の向上により住人や利用者の生命を守ることができます。
- 地域社会への貢献: 耐震化された建物が増えることで、地域全体の災害対応力が高まり、震災後の復興がスムーズになります。
- 保険料や税金の軽減: 耐震補強を行った建物には、地震保険の優遇措置が適用されることがあり、保険料や税金が安くなる場合があります。
- 資産価値の維持・向上: 耐震基準を満たすことで、建物の資産価値が高まり、売却時や賃貸時に有利になります。
耐震補強のデメリット
- 工事費用: 大規模な改修であるほど、多額の予算が必要です。
- 工事期間: 大規模な改修であるほど完了までに時間がかかる場合があります。
- 工事規模: 改修の規模が大きくなると、住民や利用者への影響が大きくなります。
このように、耐震補強はメリット・デメリットそれぞれの側面を理解しなくてはいけません。特にデメリットの部分に関しては、一人で決めることが出来ない事項であるため、耐震補強導入に踏み切れない原因になっています。
つづき#04耐震スリット工事のメリットとデメリットへ
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